2011年9月11日日曜日

「ふるさと納税」のメリット

管理人shoesは、いろいろな被災地支援の方法があるべきだと思います。では、なぜ、ふるさと納税による被災地支援を、全国各地の皆さんに呼びかけるのでしょうか?話せば長くなるので、以下のイメージ図に簡単に示すことにします(クリックをすると大きくなります)。



本来は居住自治体等に払うべき税金を被災自治体に移し替えるため、メリットばかりではありません。居住自治体等にとっては税収減というデメリットがあるかもしれません。 それについて、管理人shoesが書いた連載コラムの一節を以下に引用します。組織の論理もわかりますが、大切なのは個人の思いなのです。
被災地への「ふるさと納税」が活発になることは、自分たちの税収が減ることを意味する。たとえば、かつての南三陸町のように、一人平均5万円強の寄付を1万人の市民がすれば、5億円以上の税収が消えていく。それが心理的抵抗感となって、「ふるさと納税」による被災地支援への自治体の取り組みを鈍らせるおそれもある。
 しかし、5億円は消えていくのではなく、被災地で被災者の生活を支え、まちを復興するために活かされていくのだ。他の自治体に対する「納税」を奨励するのは、決して非常識ではない。組織を離れて一人の人間としてのあり方を考えたとき、ごく自然なふるまいなのである。